iPhoneには標準でバックアップの機能がついています。iCloudバックアップといいます。簡単にできますよ。
バックアップが必要になるとき
iPhoneでバックアップをしなければならないときがあります。新機種への変更とか、修理のときとかです。
特に修理は突然やってきますよね。
iPhoneの調子が悪くて修理を依頼しようとすると、「バックアップしてください」と言われる。
はぁ?そんな、急に言われても、どうすればいいのか、、、日ごろ気にしてないバックアップ。パニックに!
バックアップはiCloudで自動でなされている?
実は、日ごろは意識していないかもしれないですが、わたしたちのiPhoneのバックアップは、自動で毎日なされているのが普通です。
バックアップされている先は、iCloudという、アップル社がネット上に用意しているサーバー・コンピュータ。そこに、わたしたちのiPhoneのデータがバックアップされている。
これは、一定の記憶容量まで(5GB)は無料のサービスです。
知らなかった!っていう人もたくさんいるはず。わたしもそのひとりでした。
iCloudによる自動バックアップの確認方法
本当に自動バックアップされているか心配かもしれません。
もちろん、iPhoneの設定が自動バックアップするようになっていないとダメですが、普通は買ったときに、そういう設定にしているはずです。
念のために確かめてみましょうか。
「設定」アプリをタップして設定画面を開き、「iCloud」というアイコンを探してください。最初の画面になければ、一番上の自分の名前をタップして開く画面にありますよ。
さらに「iCloud」アイコンをタップして開いて、「iCloudバックアップ」というアイコンを探して開いてください。それで現われるスイッチがオン(緑色)になっていれば自動バックアップがオンになっています。
同じ画面内に、最後にバックアップされた時刻が以下のように書かれています。
「最後に作成されたバックアップ:8:32」(時刻は場合によって違う)
この時刻があまりに古いと、iCloudのバックアップ容量がなくなっている可能性があります。
iCloudによる自動バックアップが始まるためには条件がある
自動バックアップがオンになっていても、常時バックアップしているのではなく、次の条件が揃ったときにのみ、自動バックをしているとのこと。
・iPhoneが電源につながっていること
・iPhoneが使用されておらずロック状態であること
・iPhoneがWi-Fiにつながっていること
上の条件が揃うときは、例えば夜中に充電しているときなんかになりますね。
ただし、iCloudの記録容量には上限があるので、それが一ぱいになっていると、バックアップされません。
手動バックアップもできる
自動バックアップだけでなく、手動でもバックアップができるんですよ。
「iCloudバックアップ」のスライドスイッチの下に、「今すぐバックアップを作成」ってのがあるので、それをタッチします。
手動バックアップでは自動バックアップの条件の内のWi-Fi接続だけが満たされていると開始するようです。
ただ、途中で電気がなくなると止まってしまいますので、電源につなぐことができるなら、つないだ方が無難です。
所要時間は、いつも自動バックアップがなされているなら、数分で終了。前回バックアップからの更新分のみをバックアップしているのでしょう。
長期にバックアップしていなければ、何十分と言う時間がかかるかもしれません。途中でキャンセルもできますよ。
復元のことを考えておく:Apple IDとパスワード
バックアップをとってあると、修理などでiPhoneを初期化したときに、元の環境に復元できます。まあ、そのためにバックアップをとるわけです。
復元するときは、iPhoneの画面の指示に従ってやっていけばよいわけですが、その過程で、Apple IDとそのパスワードが必要になります。
Apple IDはバックアップのあるiCloudにログインするためのIDですね。だから必要となる。
もし、iPhoneのメモ・アプリなんかにApple IDとパスワードをメモっていたりすると、初期化で消えてしまうので、バックアップからの復元のときに困ることになりますよね。
なので、どこか別のところに記録しておかないと、どうしようもなくなりますね。
当たり前のことですが、やっちまいがちなので、ご注意を。
まとめ
iPhoneのバックアップは、普通なら、実は自動でおこなわれている。
iCloudというアップル社のネット上サーバーに無料でバックアップされている。
復元のことを考えると、Apple IDとパスワードは、iPhone以外の場所に保管しておいた方がよい。
最近のコメント