ガソリンの給油タイミングは?どれくらい減ったら入れるべきか?

いつも思うんですが、車のガソリンって、どのくらい減ったら給油すべきなんでしょうか?

もちろん、給油は満タンまで入れます。当たり前でしょ?

と思ったら、どうも、満タンにしない主義の人もいるみたいですね。

満タンにしない人は、少なくとも単細胞じゃない?

減ったものは入れる、というのは、かなり単細胞的な行動かもしれませんね。

それに比べて、わざわざ、中途半端にしか入れないというのは、ひょっとしたら賢い選択なのかも。

少なくとも、何も考えてない人が、中途半端に入れるとは考えにくいじゃないですか。

もちろん、満タンにするというのも、考えた結果、ということはあり得ます。

わたしの場合は、ガス欠になりたくないからと言うのが、根本にあるのですが、満タンにしないメリットを考えたことは、今までなかった。

そこで、少し真剣に調べ、考えてみました。

満タンにしないメリットは何があるか?

・車が軽くなるので燃費が良くなる。

・ガソリンの消費が早い。

この二つが主なもののようです。詳しく見てみましょう。

ガソリンが少ないと燃費が良くなるか?

これは、理屈上、そうなるのは疑いの余地がない。重量が軽いものを動かす方が、エネルギー消費が小さいのは物理法則が教えるところです。

問題は、どの程度か、というところですね。

例えば、ガソリンを満タンにせずに半分しか入れなかった場合、普通の車なら20~30リットル少なくなりますね。重量で20~30㎏くらい軽くなる。

普通車で重量がだいたい1200㎏くらいとすると、まあ、2%程度が軽くなるガソリンの寄与となりますね。

月に5000円くらいガソリン代に使う人なら、100円くらいの違いということです。

ガソリンの消費が早い

「ガソリンの消費が早い」って、それがどうした?ちょっと説明がいりますね。

もし、満タンにせずに半分しか入れないとしたら、満タンにしたときよりも、入れた分のガソリンの消費が早い、というのは当たり前の話です。

それが問題になりうるという理由は、ガソリンにも、消費期限みたいなのがあるからです。

ガソリンは時間がたつと、酸化したり、揮発成分が抜けたりして状態が変わっちゃうらしいです。

また、季節によって、成分比が違うようです。夏は揮発性を低くする仕様になっているのだそうです。ベーパー・ロック現象を防ぐためだそうです。

一方、冬は、揮発性を高めてエンジンの始動性を高めてあるのだそうです。

まあ、いずれにしても、1,2か月で使い切る程度の消費をする人なら、あんまり関係ないことですね。

滅多に車に乗らない人の場合には、ガソリンが古くならないうちに使い切るには、満タンにしないほうがいい、というようなお話。

満タンにするメリット:緊急時の保険として

満タンにするメリットは、なんと言っても、緊急時のガス欠対策でしょうね。

平時に、都市部で、ガス欠になる恐れは、まずないでしょうね。

問題は、大地震発生や、夜中に遠方へ行く急用ができた、など、走る必要があるのにガソリンの給油が難しい、という事態が発生したときです。

私も、実際に経験しましたよ。

東日本大震災のときは、ガソリンが消えました。

親の危篤で、夜中に数百キロの運転をしなければならないことがありました。

人生で何回かは、そういう事態に遭遇することがありますよね。

そんなとき、ガソリンが少なくなっていたなら、窮地に陥ります。

それを考えると、緊急時の保険として、できるだけガソリンはたくさん入れておきたいと思います。

満タンにするメリット:結露対策、さび対策?

その他の満タンのメリットとして、結露対策やさび対策、というのが見受けられました。

つまり、ガソリンを満タンにせずに、燃料タンクに空間を大きく残しておくと、空洞になった燃料タンクの内壁に、水分が結露して困る、というものです。

昔はそういうことがあったようですが、現在の技術では、そういうことは対策済みで、心配しなくてもいい、というのが正しいようです。

その目的からの、満タンのメリットと言うのは、考えなくて良さそうです。

満タンにしない選択はあるか?

こう考えてくると、満タンにしない理由は、ガソリンの重量を軽くしての、わずかの燃費改善のみになりますね。

一方で、満タンにするのは、緊急時の保険ということに。

これは、それぞれの人の考え方なんでしょうけど、私は、緊急時の保険を優先したいと考えちゃいますね。

満タンにしない選択は、私の場合は、ありません。

ガソリン給油のタイミングは?

満タンにするのが、緊急時の保険、という考え方に基づいているとすると、空に近い状態になるまで給油しないというのは、一貫性を欠きますね。

半分くらい空になってきたら、保険的役割が低くなってきたと感じるのではないでしょうか。

わたし的には、半分のラインが一つの目安かと思います。

ただ、忙しかったりしたら、そこから、さらに下振れするわけですが、「入れなきゃ」という心のアラームがだんだん大きくなる感じ。

北海道では、郊外ではガソリンスタンドが少ないので、満タンから少し減ったらすぐ給油、という人が多いと、以前見たテレビで言ってましたね。

以上、ご参考にしていただければ幸いです。