壁に塗って花粉を無毒化する塗料とは?新たな花粉症対策に

花粉っていうやつは、ほぼ一年中あるらしいですね。

この花粉何とかならんのか!

花粉症の方にとってはにっくき花粉。

その花粉を分解して無毒化する塗料が発売になりました。

花粉を分解・無毒化する塗料

部屋の中に入ってきた花粉は壁や天井にくっつくものもあるでしょうね。

とすると、そこで無毒化できれば、有毒な花粉の数を減らすことができる。

というわけで、壁や天井に塗ることで花粉を分解・無毒化する塗料、という発想がでてくるのでしょう。

そういう塗料を関西ペイントが開発し、実際に売り出した。「ハイドロフレッシュ」っていう商品です。

光触媒の作用で花粉のたんぱく質を分解

塗料の中には、ハイドロ銀チタンという物質が混ぜ込んであるのだそうです。

これは、光があたることによって化学物質を分解することで知られる光触媒の酸化チタンを含んでいるんですね。

銀も入っていて、酸化チタンだけよりもより弱い光でも触媒作用が発揮できるのだそうです。

つまり、室内の照明からエネルギーを得て、くっついてきた花粉のたんぱく質を分解しちゃうというわけです。

壁や天井に、花粉撃退の機能を持たせる

壁や天井の面積ってすごく広いですから、そこにくっつく花粉も結構ありそうですよね。

いったんくっついた花粉も、そのままほうっておとくと、また気流にのって室内を漂っちゃう。

壁にくっついたときに分解しておけば、そのあとで漂っても平気になるわけです。

花粉だけではない。ハウスダストやカビも

花粉だけでなく、ハウスダスト、カビなんかのたんぱく質も分解する。

ついでに、汗や匂いのもとになるたんぱく質も分解する。

まあ、何でもかんでも分解しちゃってクリーンにするってことです。

これはこれで、大変有効なものだろうと思います。

でも、清潔って本当にいいのかなぁ、、、

だがしかし、と、私なんかは少し思っちゃうことがありますね。

もともと、花粉症なんかは、日常生活が清潔になり過ぎたために、人の免疫が過敏になり過ぎて起こっているていう説があるじゃないですか。

昔は、寄生虫なんかも普通の人の体に平気でいたりした。

そういう不衛生な生活が普通だった。不衛生が故に、免疫が過敏にならずに済んだ。

ところが、最近は、ほとんど寄生虫なんて、日本人は無縁になってしまいましたよね。

それはそれで、衛生になり、健康的になって良いんですが、その代償として、花粉症なんかに免疫が働いて、苦しむようになったというじゃありませんか。

まあ、いまさら、寄生虫のいる生活に戻りたくはないですが、花粉症って、苦しそう。

かくいう私は、幸いにして花粉症じゃないのですがね。

子供の時に回虫がいたりしたのを覚えてますから、そのお陰かもしれませんね。

清潔になり、衛生になったら、別の要因がアレルギーをもたらすというイタチごっこにならなければよいなと、思います。

10年効果が続いて、コスパは最高

まあ、でも、何はともあれ、目の前の花粉症はなんとかしたい、というのは、花粉症に悩む人々の切なる願いであることには違いない。

きっと、この塗料は有効だと思います。

それに、いったん塗ったら10年効果が続くらしいので、すごくコスパも良さそうです。

透明塗料ということなので、壁紙の上から塗り付けることができる、適用性の高い花粉撃退塗料です。

花粉症の方には朗報ではないでしょうか。

まとめ

花粉を撃退する塗料が発売された。光触媒の作用で、花粉を分解する。

壁や天井に塗れる透明塗料で、10年もってコスパは良好。

花粉症対策の新たな一手となりうるのでは。