スマートスピーカーが欲しいなぁ、って思ってます。利用目的の一番は、音楽ですかね。
BGMが欲しいときはよくあります。
さらに、ちょっと気軽にネット検索したい、っていうときに、話しかけるだけで検索してくれるなら、すごい便利そうじゃないですか。
ただ、「盗聴されてる」って小耳にはさんだので、心配になって調べてみました。
アマゾンの「アレクサ」の盗聴問題って?
スマートスピーカーって、いくつかの会社から出てますよね。有名どころでは、グーグル、アマゾン。
うちではアマゾンのファイヤーTVを使っているので、それとの相性も考えてアマゾンがいいかなー、って考えてたんですよね。
ところが、なんか、アマゾンの「アレクサ」に盗聴問題が起こっているらしいじゃないですか。
「アレクサ(Alexa)」というのは、アマゾンのスマートスピーカーに搭載されているAIアシスタントの名前です。
ユーザーは、スマートスピーカーを通して、このアレクサと会話をするわけですね。
問題は、ユーザーとアレクサとの会話が録音されていて、アマゾンの従業員たちに聞かれる状態にあるということです!これはアマゾン自身が認めています。
これを「盗聴」というかどうかは、微妙なところですがね。「盗んで聴いてるか?」という意味で。
まあ、そんなことになっているとは知らなかった、っていうユーザーにしてみれば、「盗聴されてる」というのに近い気分になりますかね。
何で、アレクサとの会話が秘密にならないのか?
なんでアマゾンは、ユーザーの会話を録音しなければならないんだ、っていうと、よく考えると、それと同じようなことは、従来の文字入力検索でもやってきていましたよね。
つまり、どういうことかと言うと、パソコンやスマホで、グーグル検索するときのことを考えてください。
文字を入力するという手段で、グーグルの検索エンジンと会話しているようなものですよね?
当然、このやりとりは、グーグルに記録されるわけです。グーグルはこれを解析して、検索エンジンの改善や、広告ビジネスの向上に役立てているわけです。
スマートスピーカーとのやりとりというのは、文字入力が音声入力に置き換わっただけだと考えると、本質的に変わらない、と言えそうに思います。
スマートスピーカーの会話の匿名性が問題か?
従来の文字入力でも、ユーザーと検索エンジンとの「会話」は記録されているはずですが、通常は、それがどの個人のものかということがわからないようになっているはず。
つまり、匿名化されているはずですね。
アレクサの件では、どうも、スマートスピーカーの個別の機器を特定できる情報が、匿名化されていなかったようで、その点が、問題視されているようですね。
ただ、私の感覚ですが、声の会話を録音されて、従業員とは言え、赤の他人に聴かれる、というのは、すごい抵抗を感じるのですが。
音声の会話と、文字データの違い
キーボードやタッチパネルで入力される文字データと、音声データでは、何か、質的な差があるように思えます。
アレクサの録音したデータの中には、例えばシャワーを浴びながら歌う声なんかもあったといいます。
こんなものは、文字データでは考えられませんよね。
音声データというのは文字データより、圧倒的に情報量が多いと言えます。
そこには、意図しない個人の情報がバックに乗ってしまっていることも、十分あるはずです。まさに、プライバシーといえるものが、入っていると思うんです。
スマートスピーカーとの会話が完全に匿名化されれば、聞かれても構わないか?
じゃあ、記録される会話について、完全に匿名性が確保されればよいのか、というと、意見のわかれるところでしょうね。
いずれにしろ、他人に自分の恥ずかしい会話が聞かれることに抵抗を感じる人は多いように思いますね。
おならをした音も聞かれるわけですしね(笑)
それに、ハッキングされるようなことが起これば、それこそ、全部聴かれてしまうわけですよね。
そこまで考えると、もっとセキュリティが向上してからにするか、と後ろ向きになってしまうのは、私だけでしょうかね?
まとめ
スマートスピーカーではユーザーとAIアシスタントの会話は、運営会社に把握されている(匿名性の有無はあるが)。
文字入力と違い、音声入力では、圧倒的に情報量が多く、バックの音まで乗ってしまう。
今のところ、そういう事情を承知の上で利用するしかない。
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