今回のがっちりマンデーは「業界の2強」ということで、成長分野の競合2社の戦いぶりを紹介してくれましたが、後半は、讃岐うどんチェーンです。
「はなまるうどん」vs「丸亀製麺」
わたしの個人的な事情としては、「丸亀」はよく知っていましたが、「はなまる」は名前ぐらいであまりなじみがありませんでした。
今回のがっちりマンデーで、ああ、「はなまる」ってそんな店だったんだ、と大いに勉強になりましたよ。
男性は「丸亀」、女性は「はなまる」みたいですよ!
詳しくは、以下を読んでくださいね!
讃岐うどんチェーンの2強は「はなまる」と「丸亀」
「はなまるうどん」も「丸亀製麺」もどちらも創業は2000年だということです。
同時発車のライバル店なんですね。
「はなまるうどん」は香川県は高松の発祥で、「丸亀製麺」は兵庫県は加古川の発祥だそうです。
両者ともセルフスタイルの讃岐うどん店ということでは同じなんですが、その店の仕組みやメニューの考え方に大きな違いがあるということです。
「はなまる」と「丸亀」のお店の仕組み
まず「はなまるうどん」ですが、セントラルキッチン方式なのだそうです。
つまり、個々のチェーン店では、基本、うどんを温めるだけで、製麺は一か所のセントラルキッチンで行って、各チェーン店に出荷する方式。
これのメリットは、各チェーン店に大型の機械を置かなくても良いので、お店の面積が狭くてもできる。
なので、都内のピルの中にも出店が容易なのです。
これに対して「丸亀製麺」では、個々のチェーン店でうどんを製麺している。
よって、製麺機などの大型機械を、各お店が装備している必要がある。
そこで、勢い、広い敷地面積を確保できる、道路沿いの店舗となってしまう。
最初に「はなまるうどん」は急成長した
「はなまる」「丸亀」ともに同じ年の創業でしたが、お店の仕組みの違いのために、「はなまるうどん」は最初から急成長を見せました。
「丸亀製麺」は、機械が必要なだけではなく、各店舗に麺打ちの技術をもった「人」も必要なわけです。
とすると、そうそう簡単に新規店舗を開店していけないわけです。
「丸亀製麺」は麺打ち技術を教えるために、社内で「麺職人制度」をつくったということです。
ただ、2009年になると、「丸亀製麺」も急成長を見せます。
恐らく、設備と人の条件が揃ってきたという背景があったものと思いますが、新たなメニュー戦略が当たったらしいのです。
「丸亀製麺」のメニュー戦略
「丸亀製麺」のそれまでのメニュースタイルとしては、讃岐うどんにトッピングする、という形で、サイドメニューはおかないというものだったのだとか。
それを、「肉」を大盛でつけた「肉盛りうどん」というメニューを投入した。
これが男性に大うけし、業績の急上昇につながったらしい。
その後も、タル鶏天ぶっかけうどん、などの男性受けを狙ったメニューを投入し、男性の支持が厚いのです。
「はなまるうどん」の女性戦略
一方で、「はなまるうどん」は女性ウケ路線をいっているようです。
「食物繊維麺」がそのひとつ
うどんって、糖質の塊ですよね?
昨今の糖質制限ブームからすると、どうしても避けたくなるのが、特に女性の気持ちだと思います。
わたしは男性ですが、やっぱりメタボになりたくないし、健康を考えると、「うどんはなぁ、、、」って思っちゃうのです。
ところが、「食物繊維」ときくと、これは糖質ではありません(炭水化物ですが、消化吸収されない)。
うどんは食べたいが糖質は摂りたくない、というニーズにぴったりマッチするのです。
女性が飛びつく気持ち、よくわかる!
あと、油40%カットのヘルシー天ぷらなどあるようです。
そして、興味を引いたのが、サイズの呼び方!
女性の心理としては、たくさん食べたいけれど、「大サイズ」を注文するのは恥ずかしい!
そうですよね!わかります!
そこで「はなまるうどん」は、あえて、たくさん入っているんだけど、「中サイズ」というメニューの名前にしたというんです(笑)
これ、注文しやすいですよね!
まとめ
「はなまるうどん」と「丸亀製麺」、同じ讃岐うどんチェーンでも、路線が大きく違いました。
特に印象的だったのが、「はなまる」のお客は女性中心なのに対して、「丸亀」は男性中心なんだということです。
わたしは個人的には、「はなまる」のことをよく知らなかったので、今回のがっちりマンデーで、しっかり勉強できました。
で、「食物繊維麺」食べてみたいです!
ただ、女性が多いということで、少し恥ずかしさを感じますが、、、
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