今回のがっちりマンデーは北海道が日本一である工業製品の特集でした。
北海道と言えば、農業や酪農をすぐに思い浮かべますが、「工業製品」というところがユニークな切り口です。
さて、何が日本一なんだろう?
「トレーラー」は北海道が日本一!
「トレーラー」ですか、、、
「トレーラー」って、何でしたっけ?トラックと違うのか?
トレーラーとは、いわば、トラックの前だけ。荷台がないやつを言うそうです。
トレーラーは荷台を切り離すことができるのが特徴。
北海道のトレーラー生産額は都道府県別で断トツの日本一だそうです。
なぜか?
北海道は本州とつながってないから、荷台だけ船で運んで、トレーラーは帰る。
到着先の港で、別のトレーラーが荷台を引っ張って目的地まで運ぶ。
そういう、方式をとるのだそうです。
トップ企業は「北海道車体」で6年連続売り上げアップ、昨年は59億円だそうです。
青函トンネルってトラックは通れないの?
わたし、「北海道は本州とつながってない」というところで、ひっかかってしまいました。
だって、数年前、新幹線が開通して電車で北海道に行ったので。
「あれ?青函トンネルって車は通れないの?」って、いまさらですが。
調べたら、ダメでした。
青函トンネルは車の通行ができないということです。
でも、何故なんでしょうか?
本州と九州を結ぶ関門トンネルは車が通ってますよね。。。
いやいや、どうも、スケールが違うようです。
関門トンネルの長さは約3.5キロメートルに対し、青函トンネルは約54キロメートルです。
10倍以上です。いまさらながら、凄いです。
トンネルの通行には厳しい安全性の条件が課せられているようです。
今のところ、通れるのは電車だけです。
「ウニ容器」のフタで3億円!シェア80%のトップ企業!
北海道の特産品にウニがあります。水揚げ日本一です。
そのウニが全国のスーパーで売られているときに、どんな容器に入っているか?
いやー、わたし、そう言われても、知りませんね、、、
最近では、透明なフタをした容器に入れられて売られているのだそうです。
まあ、そりゃそうでしょうね。でなけりゃ、見えませんもの。
ところが、昔は木のフタだったんだとか。
ウニが見えない。
なので、スーパーのひとは工夫してラップでウニをつぶさないように覆ってフタしてた。
そこに登場したのが、「マルイ包装」という会社が作った、透明なプラスチックのフタを有するウニ容器だ!
日本中のスーパーに衝撃が走ったのだそうです!!!(大袈裟な、、、)
いや、大袈裟ではないかもです。だって、ウニですから。高級食材です。
ウニは少し量が違っても値段が大きく違います。いろんなサイズの容器が必要。
それを細やかに作り分けて提供したのがマルイ包装さんです。
最近の世界的日本食ブームで、ウニの輸出も拡大し、ウニ容器の需要も拡大の一途とか。
たかが容器と言うなかれ、と言う感じですね。
入れるものが高価になれば、容器もしっかりつくることが求められるのですね。
土木用コンクリート資材の生産日本一の北海道
道路端の縁石ブロックやマンホールのフタの下にある円筒状のコンクリート管。
こういった土木用コンクリート資材の生産量で北海道は日本一なのだそうです。
なぜか?
ひとつは、コンクリート資材の原料として使うジャリ石がたくさん採れることだそうです。
そして、もう一つが、資材を置いておける広大な土地があること。なるほど。。。
液状化の原理で丈夫なコンクリートをつくる
紹介された企業が、旭川市にある旭ダンケと言う会社。
この会社は、バイコン製法という特殊な製法で丈夫なコンクリートをつくれるのだそうです。
通常より水分の少ないコンクリートを使うと丈夫なものができるのだそうですが、水分が少ないと流動性が低いので、型に流し込んでも隅々に届かず、稠密にできにくい。
そこで、バイコン製法では水分量の少ないコンクリートに振動を与えることによって、液状化を起こして流動性を高めるのだそうです。
はいはい、液状化と言えば、地震の時に、地面が泥水みたいになって柔らかくなりましたよね?
あれと同じ原理を使うわけですね。
コンクリートにも3Dプリンターがあった!
次に紹介されたのが、曾澤高圧コンクリートという札幌市の会社です。
コンクリートは、普通は木型に流し込んで固めて形をつくりますが、なんと、この会社は型を使わない。
コンクリート用の3Dプリンターを使って、複雑な形のコンクリートを作っていくのです。
工夫は、固まるのが早くなるように、セメントの成分を調整しているのだとか。
この方式だと、コンクリートの家なんかも、3Dプリンターでできちゃうのか?
森永さんによるとアメリカの海兵隊では兵舎をこの方式で建設しているのだと!
まとめ
北海道のモノづくり日本一の工業製品。
どれも、そうとは知らなかったものばかりでしたが、わたしにとって一番身近に感じたのが「ウニ容器」でした。
高級品なら、その容器にもビジネスチャンスがあるんですね。
早速、スーパーに行ったらチェックしてみよう!
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