「座り過ぎ」は余命を縮めるとは本当か?座り過ぎない工夫とは?

座り過ぎが体に良くないという話がありますね。

ああ、エコノミークラス症候群のことか、と思ったら、ちょっと違うらしい。

座ると余命が短くなるのだとか。

え~うそだろ? 

毎日、デスクワークの仕事をしている我が身としては、捨て置けない話です。

仕事中はほとんど座ってる!

私なんか、自慢じゃないけど、一日で座ってる時間って、そーとーに長いですよ。

朝飯の時は当然椅子に座って食べてるし、通勤の自家用車の中でも座ってる(立ってる人がいたら教えてもらいたい)。

仕事場についたら、勤務時間の8時間程度、ほとんど、デスクに座ってますよ。

まあ、トイレに行くときは立って歩くけど、トイレに行っても座るじゃないですか、大の時は(最近は小でも)。

お恥ずかしなら、トイレが近い方なので、いくら長くても2時間したらまたトイレに行く。

でも、1回10分(ちょっと長すぎ?)としても4回行ったとして40分です。丸めて1時間としても、7時間はデスクで座ってる。

帰宅してからも、ほとんど座ってる!

それで、仕事が終わったらすぐ帰宅すると仮定して、車の中では座っていて、家についても、ほとんど、食卓か、自分の部屋の椅子に座ってますよ。

うわー、ほとんどが座ってるじゃないですか!

1日16時間起きているとして、12~13時間くらい座ってる計算になりそうです。

11時間以上座ると死亡リスクが40%アップ!?

オーストラリアのとある研究機関の発表によると、1日に11時間以上座っている人(私だ!)は死亡リスクが40%高くなるのだそうです!

やばいではないですか?!

よく、人生、三分の一は寝て過ごす、なんて言われますが、残りの三分二の大半は座って過ごしていることになりますね。

なぜ、座ることが体に悪いのか?エコノミークラス症候群とは別?

座るって、楽だから座るんですが、なぜ体に悪いんでしょうか?

エコノミークラス症候群というのがありますよね。

あれは、飛行機のエコノミークラスの窮屈な座席に長時間座り続けると、うっ血して血栓が発生してしまうというものでした。

防止法としては、一番いいのはエコノミークラスに乗らないことですが、経済事情でそうもいかない場合が大半です。

となると、血栓ができる前に体を動かして血流をよくしてやる。

ところが、今回の「座り過ぎ」による問題は、どうもこれとは違うようです。

データが語る座り過ぎのデメリット

血栓の問題は、ごく短時間に障害が起こってしまう問題ですが、「座り過ぎ」で起こる問題は、がん死亡リスクが高くなるとか、余命が短くなるとかいう、長期の問題なんです。

世界保健機関WHOによると、座って動かない生活では、肥満、糖尿病、高血圧、がんなどの病気を引き起こす、とのことです。

これは、データ的にそうだということらしく、原因としては、座ることによる血流の低下が、もろもろの異常を引き起こしているのではないかとのこと。

はっきりとはしていないみたいです。

座っている積算時間が問題なのか?

問題は、座っている積算時間にあるようですね。もちろん、座ったままで過ごす経過時間が長ければエコノミー症候群になる。

ただ、適度に動いたとしても、積算時間はあまり変わらないじゃないですか。どうすればいいのでしょうか?

デスクワークで座っている時間が一番長いことを考えると、立って仕事をすればいいんじゃないか?

スタンディングデスクは有効か?

って、そんなことはすでに世の中では考えられていて、スタンディングデスクというのがあります。背の高いデスク。

これを使えば座っている時間が減るではありませんか。

しかし、スタンディングデスクで仕事をしたら、疲れるそうです。仕事がはかどらないのだとか。

それはそうでしょう。立ちっぱなしだと疲れるなんて、容易に想像できるじゃないですか。

本当に積算時間が問題なのか?

ここで、根本的な疑問。本当に座っている積算時間が問題なんでしょうか?

もし、10分座って1分立って、というのを繰り返したら、それでも、8時間の仕事時間では7時間以上の座り時間になりますよね。

これでも座り過ぎ?

きっと、実験データはこんな状況ではとっていないでしょうし、こんな頻繁な立ち上がりで、血流が下がるなんて思えません。

頻繁に立ち上がる癖をつけるといいのでは?

まあ、ちゃんとした研究は専門家に任せることにして、少なくとも、頻繁に立ち上がる癖をつけると、座り過ぎの弊害は格段に下がるのではないでしょうか。これは私見ですがね。

これって、実践可能に思えます。

座って仕事をしたら、短時間ですぐに立ち上がる癖をつける。もし、同僚になんか言われたら、「いやー、座り過ぎると余命が縮まるらいいので」と正論を吐きましょう。

席に座ったり立ったりを頻繁に繰り返すと、落ち着きがないように見られるでしょうね。でも、これこそ、習慣の問題です。

座り過ぎが問題だということが広く認識されるようになれば、座ってすぐ立ち上がるという行為が、実は、体に良いことをしているのだと、違和感なく受け取られるようになるはずですよ。

私、これ実践しようと思います。

これをお読みの方も、やってみます?自己責任でお願いしますね。