今回のがっちりマンデーは、「甘やかし」がキーワードでした。
お客を甘やかす中古パソコン販売のリングロー、社員を甘やかすグループウエア開発のサイボウズ、そして、転職する料理人を甘やかすクックビズです。
甘やかすことによって、ビジネスがうまくいっている。
それでは行ってみましょう!
中古パソコン販売のリングローはとことんお客を甘やかす
東京都池袋にあるリングロー(株)は中古パソコン販売の会社です。
この会社はだれを甘やかしているかというと、お客です。
どういうように甘やかしているかと言うと、どんな理由で壊れたとしても、永久に保証してくれるのだとか。
たとえ、お客の不注意で購入したパソコンを壊したとしても!
そんなことをして大丈夫なのか?赤字にならないのか?
結果として、パソコンはほとんど壊れないのだそうです。
壊れるのは0.1%のごく一部なんだとか。
さらに、このお店、無料で電話サポートを提供している。
回数も時間も制限なし。
客の8割はパソコンの初心者なんだそうです。
すごいサービスに感じますが、ただし、売値が相場より少し高いらしいです。
プラス1万円ほど。
大手に真似されないかという質問に、仕入れが特殊なんだという答えが返ってきました。
目の付け所がいいために、ビジネスとしては成功しているのです。
社員を甘やかすサイボウズ
次に登場したのは、東京都日本橋のサイボウズ(株)。
ここは、企業向けのグループウエア(ソフトウエアですね)を作っている会社なんだそうです。
ここの甘やかしの対象は社員です。
どう甘やかしているかと言うと、社員は副業OKなんです。
それも、会社のオフィスにいるのに、その場所で、堂々とパソコン使った副業をしている。
普通じゃ考えられない!
その社員の副業はライティングなために、会社に居ながらにして副業ができちゃうケースでした。
この会社、出勤する時間や日にちを社員が自分の都合で自由に決められるそうです。
副業していると、そっちの都合があるから、会社にこれないこともあるって、、、何それ?っていう感じです。
もう、笑っちゃいます。
また、育休として、6年間、なんてのもOKらしい!
なんで、こんなに社員に甘いのか?
会社としてのメリットは何か?
それは、こんなに居心地が良いことによって、社員の離職率が大幅に下がること。
昔は28%あった離職率が今は数%に下がっている。
社員が辞めてしまうと、会社の顧客の担当が変わらざるを得ないとか、会社の業績が大きく影響されてしまうのだそうです。
それで、やめないように引き留めるために、こうして、甘やかし作戦をとって、それが結果的に会社の業績を高く保っているのだそうです。
料理人の転職者を甘やかすクックビズ(株)
最後に登場したのは、料理人の転職を斡旋する、クックビズ(株)という転職紹介サービスの会社。
転職者の業種が料理人というところが特殊ですね。
この業界は料理人の入れ替わりが激しいらしく、離職率が30%もあるのだとか。
ここで甘やかされるのが、その転職者である料理人です。
料理人さんには、腕は確かだけど、話し下手だという人が多いのだそうです。
まあ、なんかわかる気がしますよね。
この会社では、そんな料理人に、新しい求人先への面接の際、付き添いとして同行するサービスを行っている。
大人の就職の面接に親が付いていくみたいな感じで、甘やかしの雰囲気、半端ないです。
しかし、これが雇う側にも雇われる側にも好評のようです。
クックビズの方がいろいろ助け舟を出したりするうちに、両者が打ち解けて話がはずんでくる。
面接と言う、両者にとって重量な情報交換の場が、スムーズに進むので、実のある面接ができるのでしょうね。
採用が決まった時、お店側がクックビズに斡旋料を支払うわけですが、なんとそれが料理人の年収の25%~30%と言っていました。
その結果、この会社の年間売上は30億円なんだとか。
うっひょ~、がっちりですな~
まとめ
今回は、「甘やかし」がキーワードなんて、ちょっとピンときませんでしたが、まあ、いずれもユニークな会社で、それなりに勉強になりました。
こういう会社はなんと言うんでしょうかね?
ブラック企業の真逆。
ホワイト企業?
「甘やかし」だから、スイート企業、でしょうかね(笑)
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