探査機「はやぶさ2」が小惑星に行く理由:スペースガード

小惑星探査機「はやぶさ2」。なんで「小惑星」にいくんだろう?その理由はいくつかあるようですね。

人類の存亡がかかった、重要なミッションがあるみたいです。

「はやぶさ2」が小惑星に行く理由は複数ある

私なんかが旅行にいくとき、例えば仕事で出張旅行なんかあり得ますが、理由はもちろん仕事です。

仕事なのに、ウキウキしちゃったりなんかで、いやいや、怪しいな~、って誰か疑ってる?

まじめな話、もちろん仕事の用事で出張に行くのです。が、そこは、私も人の子、生身の人間です。

出張先でおいしいものも食べたいし、人情の機微にも触れたい。たまたま、当地にいる仲間、いや、知人に会うこともあり得ます。

「行きがけの駄賃」という名言もあるではないですか

というわけで、純粋に、ほんとうに、「理由」(というよりは「目的」かな?)がたった一つというのは、まずありませんね。

それは、複数あるのが普通じゃない?

「はやぶさ2」だって人の子です!(?人が作ったので、「人の子」と言える!)

内に秘めた目的があったっておかしくないでしょ?

「スペースガード」ってなに?

スペースガード(Space Guard)って知ってます?空地に悪ガキが入らないように見張っている警備員のこと、じゃない。

「スペース」は宇宙のこと。「ガード」は守る、見張る、って意味だけど、要するに、天体が地球に衝突してこないか見張って、衝突を防ごうといういうこと。

そんな、SF映画みたいなこと、ほんとに起こるの?って思ったら大間違い。

地球には結構、過去に天体が衝突しているらしいんだよね。

ほら、恐竜がなぜ絶滅したかって説に、巨大隕石の落下ってのがあるじゃない。

あれって、まさに、地球に天体が衝突したってことですよ。

メキシコのユカタン半島に隕石落下でできた、巨大なクレーターがあるんです。

今日明日に起こるというわけじゃないですがね

地球が小惑星とぶつかっちゃう?!

隕石って、地球に落ちて来る前は小さな天体ですよね。

普通は、凄く小さくて、地表に届く前に燃え尽きちゃうんだけど、たまに、燃え尽きずに落ちてきて、大騒ぎになりますよね。

ある程度の大きさがあると、大変なことになりうるわけです。

何百メートルもある、小惑星が落ちてきたらそれこそ大惨事になりますよ。

そんな可能性があるのかって?あるんですよ、これが。あり過ぎるくらいです。

NASAによると、地球に衝突する可能性がある小惑星は、なんと4700個くらいもあるって話です!

え~、そんなあんの?ってびっくり!

ちょっと冗談じゃないよ、小惑星、こわい~。マジで不安になってきます

そういう小惑星が現れないか、日本にも監視している機関があるんですよ。

その名も、日本スペースガード協会ってのがあって、そういう天体の観測活動をしているらしい。

頑張ってほしい!

「はやぶさ2」もスペースガードになる

もし、地球と衝突する小惑星が現れたら、どうするか?

小惑星にロケット飛ばして、軌道を変えてしまうって手があります。

そう、それって、「はやぶさ2」飛ばすのと似てないですか?

小惑星に到達して細工できれば、軌道も変えられるし、そのためには、何より、小惑星のことを知ることが必要ですよね。

「はやぶさ2」の技術って、まさに、スペースガードに役立つじゃないですか!

そうだったんだ、「はやぶさ2」!

君は、太陽系の謎を追っているだけでなく、ぼくたちを滅亡から守ってくれる使命もおっているんだね!

まさに、文武両道の「はやぶさ2」なんですね

まとめ

「はやぶさ2」が小惑星に行く理由は複数ある。

そのうちのひとつが「スペースガード」です。小惑星が地球と衝突する危険から地球を守るため。

地球と衝突する可能性のある小惑星は何千個もあり、小惑星の衝突は、将来的には無視できないリスクである。

もし小惑星の衝突が起これば、人類滅亡の危険性さえある。

「はやぶさ2」の小惑星探査は、小惑星が衝突する危険性から人類を守る、スペースガードの目的ももっている。